ゆるり庵・りあん

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【孤舟】を読んでみた

こんにちは😀

日に日に寒くなってきてましたね

お風呂での読書時間も長くなってきました笑

 

本日は 失楽園でも有名な、渡辺淳一さんの「孤舟」集英社文庫)という本について書きたいと思います

 

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 あらすじ

 

大手広告代理店常務を務め、関連子会社への社長ポストを蹴って定年退職をした

主人公大谷威一郎。

バラ色の第二の人生を思い描いていたが、待ち受けていたのは家族との深い溝だった。

娘は独立、妻は家を出てしまう。

犬のコタロウが側にいるだけの寂しい日々がつづく。

 人生最大の転機を迎え、威一郎の孤軍奮闘が始まる。

 

この本のおすすめポイント3点

 

1.妻の言い分

 

 子供を育てご飯を作り、家庭生活を守ってきた妻だが、子供が自立してからは

習い事を始めたり、自分のペースで生活をしてきた。

そんな中、夫は定年後1日家にいて

「茶」「風呂」「飯」と言われて家庭の仕事が増える

出かけようものなら「何時になる?」「俺の飯はどうなる?」「遅くなるなら電話し

ろ」と面倒くさい

 

(これは定年後に限ったことではなくてもありますよね。

盆正月や、夏休みでも子どもたちが家にいることでお母さんの家事は増えますし

コロナで夫がリモートワークの時にも社会問題になっていました。

期間限定なら頑張れますが、定年後死ぬまでずっとと思うとキツいですねー。)

 

2・男の哀愁

 

現役時代は尽くしてくれた妻が、定年後は「もう退職したのですから」と

犬の散歩や風呂掃除をするように言われる

 家にいても疎まれるので外出するが、座れる電車や高齢者の暇つぶしのような

場所に違和感を覚えてしまう

もう世間からは必要とされていない。そして語り合える友人もいない。

そんな中、妻を安心させようと料理を作ろうと思い立つが、逆に手間をかけさせ

喧嘩になる

 

団塊世代は上の世代ですが、私の世代でも

♬24時間働〜けますか?ビジネスマーン

なんてcmが流行ってバリバリ働くことがカッコいいなんて時代もありました。

今は働き方改革の時代ですねー。

共働きも増えて「イクメン」なんて言葉もでてきて男性も家事や育児に積極的に

参加するようになりました。

 

うちは共働きなので、夫が土日は夕飯を用意してくれます(片付けは私)

「手伝ってる」「やってあげてる」と思ってるみたいですが、

私も「手伝ってくれてる」「やってくれてる」と思って楽させてもらってます。

仕事は大変ですが、日頃から家庭を顧みて

孤独な老後ではなく、趣味や友人をもって楽しい老後をおくりたいものですね)

 

3.さすが渡辺先生!

 

家出をした妻から通帳を受け取り、自由とお金を手に入れ威一郎は

デートクラブで小西くんを気に入り、お金で食事や会話を楽しみます。

ここからの威一郎は孤舟どころか生き生きしています笑

 

(今の60代は元気だと思います笑

生き生きとできるようなことを見つけることも大事だなぁ〜と思います。

以前ブームになった韓流「ヨン様」であったり、スーパー銭湯アイドル「純烈」

を応援しているお姉さまをテレビで見ていると、元気だし幸せそうです。)

 

この本の主人公とは立場や状況は違いますが、共感できる部分も多かったです。

とても読みやすく、これからの人生も考えちゃう一冊でした🎵

 

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